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19歳 女性「手術をしないで 受け口を治したい」( 骨格的な反対咬合 )
19歳の女性です。 「受け口を治したい」との事で来院されました。
お口の中を診てみますと。。。 前歯は反対咬合そして右も左も全ての歯が逆被蓋
う~ん・・・ 重度の反対咬合です。
骨格的な要因を有する反対咬合です
( お顔の写真の使用にはご本人の快諾を頂いています )
受け口の程度は非常に強く、骨の非対称、顎の偏位がある症例です
下顎の骨の長さもずいぶんと長いです
本当は 顎の骨を切る手術を伴う矯正治療が必要な症例です。
手術を併用する矯正治療を行う事で、
無理なくしっかりとした噛み合わせにすることが出来ますし、
受け口のお顔の雰囲気をガラリと変えることが出来ます。
そこで、手術を併用する矯正治療についての説明を行いました。
ご本人、親御さんとじっくりとお話をしましたところ
「手術はしたくない 」との事でした。
状況としましても、就職されたばかりで経済的にも仕事を覚えるためにも入院とかは出来ない
手術をしないで出来る限りのところまでで良いので治療して欲しいとの事でした。
ご本人や親御さんの強いご希望でした
手術をしないで噛み合わせの修正を行うことになりました。
矯正治療単独ですので お顔全体の雰囲気を変えることは出来ません。
治療結果にも限界があり、理想的には治らない事を説明してご理解を頂きました。
受け口を改善するために、上の顎を
機械的に広げるところから始めました。
その後、ワイヤーを用いて上下の歯並びのズレを改善しました。
治療期間 26か月 正直言って甘い仕上がりです。。
2015年の7月14日にスタートして2017年の9月13日に 治療 終了
治療後のレントゲン写真です
ゴム掛けなどご本人のご協力もあり、受け口は綺麗に治りました。
骨格的なズレは治せませんでしたので理想的な仕上がりではありません。
仕上がりが甘い事を説明しましたがご本人やご家族はその変化にご満足されていました。
素敵な笑顔になりました! (#^.^#)
ありがたいことです。
19歳 女性 クロスバイトを伴う骨格性反対咬合 治療期間26か月 唇側矯正装置(ホワイトワイヤー) 急速拡大装置を使用した抜歯治療 参考治療費 約72万円 (精密検査から終了まで) 矯正治療に伴う副作用の歯肉退縮、知覚過敏、失活、歯根吸収などは認められませんでした。
投稿日 : 2017年10月10日(火)
カテゴリー : 反対咬合[受け口]
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