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14歳 女性 「歯ぐき から 歯が出てきた」( 埋伏歯 ・叢生)
14歳の 女性 です。
「歯ぐき から 歯が出てきた」との事で来院されました。
歯は歯ぐきから出てくるんだけどなぁ・・・と思いながら診ると
左上2番目の歯の上から 歯が生えてきています。 犬歯です。
「 全ての歯が生え終わったと思っていたら ”変な場所”から 歯が生えて来た 」との事です。
口の中の写真を見てみましょう。
右側は 1 2 3 4 5 6 とならんでいますが、
左側は 1 2 C 4 5 6 となっています。 C って何?
実は、左上の永久歯の犬歯(3番)だと思っていた歯が乳歯( C )だったということです。
形が似ているので、こういった勘違いが起こることがあります。
難しい言葉で言うと「犬歯の異所萌出」が認められます。
レントゲン写真を撮ってみると、左上に激しい歯の重なりが見られます。
拡大してみると 2番目の歯に3番目の歯が食い込んでいるようにも見えます。
平面のレントゲンだけれは分かりにくいので、CTを撮影してみると側切歯(2番目の歯)に犬歯が衝突しています
犬歯(赤く塗っています)が側切歯(緑に塗っています)に食い込んています
側切歯の 歯根に異常がなさそうなので 一安心です。
左上の乳犬歯(乳歯)が残っています。乳歯が残っているのに永久歯が生えてくる場合があります。
乳歯と永久歯の交換に問題があった様子です。
犬歯の異所萌出 以外にも ”八重歯” と前歯の”出っ張り”が気になるとの事です。
前歯の ”出っ歯”感が気になります。
前歯のねじれと段差、が気になって笑いにくいとの事です
(お顔の写真の使用にはご本人と保護者の承諾を頂いています)
犬歯の異所萌出を伴う 上顎前突症です
犬歯の位置不正と ”八重歯”を 修正する事にしました。
左上犬歯の 牽引を行い、その後 歯ならびを整えました。
2018年の2月26日にスタートして 2019年の6月17日に 終 了しました。
治療期間は 16か月 でした
犬歯は 歯列内へ誘導され、綺麗に並びました。
”八重歯” も解消されました。
歯ならびは 綺麗になり、口もとは 大きく変わりました
思いっ切り笑えるようになったそうです。良かったです
素敵な笑顔になりました! (#^.^#)
ありがたいことです。
14歳 女性 犬歯の異所萌出を伴う叢生 治療期間 16か月 唇側矯正装置(ホワイトワイヤー)と内側からの拡大装置を使用した非抜歯治療 参考治療費 約65万円 (精密検査から終了まで) 矯正治療に伴う副作用の歯肉退縮、知覚過敏、失活、歯根吸収などは認められませんでした。
投稿日 : 2019年06月25日(火)
カテゴリー : 矯正治療あれこれ
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