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24歳 女性 「”八重歯” と 口もとを治してほしい」 20か月
24歳の 女性です。
「 ”八重歯” と 口もとを治して欲しい」との事で来院されました。
典型的な ”八重歯” の状態です。
上下の中心が少しズレています。
左右ともに2番目の歯が奥に入っていて、 ”八重歯” の状態です。
段差がかなり激しい状態なので、「 歯みがきが とても難しい 」そうです。
お顔の写真を見てみましょう。 典型的な八重歯ですね(2回目)。
(お顔の写真の使用にはご本人の承諾を頂いています)
「 ”八重歯” が気になって、人前で笑いにくい 」そうです
昭和の頃には ”八重歯が可愛い” とか良く分からない文化がありましたが、アレは何だったんでしょうね。
さて、本題に戻りましょう。
2番目の歯が裏に入っていますので、2番目の歯が影になってしまい、
不安感のある口もとになってしまいます。
また、スマイルラインも断絶してしまい、キレイなスマイルラインになりません。
この症例にはもう一つ問題点があります。
口もとが 少し出ています。 上下の唇が前に出ています。
(お顔の写真の使用にはご本人の承諾を頂いています)
”八重歯” なので口もとの 出かたとしては穏やかですが、やはり気になりますね。
(もし、八重歯じゃなかったら思いっ切り出ています)
「口もとをスッキリさせたい」そうです。
正面から見ても、上下の唇が出ています。
八重歯の影響は、口を閉じていても感じてしまいます。
(お顔の写真の使用にはご本人の承諾を頂いています)
八重歯なので、犬歯が飛び出していて、その飛び出し(八重歯)があるために、口唇(上の唇)が不均等に持ち上がってしまいます。
このため、”八重歯”の影響で唇の形が非対称になっています。
また、唇が持ち上がってしまいますので、口もとが 前に出て、 ”もっさり”とした印象を受けます。
「下げれるのであれば、口もとも下げてほしい」との事でした。
口もとが出ている原因は何でしょうか?
”八重歯” なのでだいぶ軽減されてはいますが、歯ならびが前後に長い状態です。
やはり、歯の大きさが関係しています。
このため、前歯が出ている状態です。
レントゲン写真を見てみましょう。
上下の前歯が前に傾いているのが分かると思います。
正中偏位と叢生を伴う 上下顎前突症 です。
八重歯、正中のズレ、口もとを治すために、
上下左右の小臼歯抜歯を行い、抜歯空隙に歯を移動、排列しました。
2020年9月30日にスタートして、2022年6月4日に終了しました。
治療期間は20か月でした。
2番目の歯は歯列内へならび、八重歯が解消しました。
正中のズレも解消することができました。
前歯の位置が明らかに後ろに下がり、歯ならびはコンパクトになりました。
”八重歯”が解消し、スマイルラインが整いました。
素敵な笑顔になりました! (#^.^#) 自信をもって人前で思いっ切り笑ってください。
さて、口もとはどうなったでしょうか?
前歯もある程度下がりました。
この効果で 上下の口唇状態が良好になりました。
とくに、上唇が期待した以上に下がりました。
上下の口唇がE-ラインの内側に下がり、鼻が高くなったようにも見えます。
八重歯が下がったことで、口唇を前に押し出す力が弱くなりました。
このため、上唇が下がりました。
”八重歯” が解消したことで 口唇は左右対称に改善されました。
口もとが出ていた感じが 修正され、口もとの ”ぼってり” とした雰囲気が改善しました。
すっきりとした印象になりました。
ありがたいことです。
24歳 女性 正中偏位と叢生を伴う 上下顎前突症 療期間20か月 唇側矯正装置(ホワイトワイヤー)を使用した上下顎第一小臼歯抜歯治療 参考治療費 約67万円(消費税込み73万円) (精密検査から終了まで) 矯正治療に伴う副作用の歯肉退縮、知覚過敏、失活、歯根吸収などは認められませんでした。
投稿日 : 2023年01月24日(火)
カテゴリー : 矯正治療あれこれ
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