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噛めない!「 手術しないで治してほしい 」24歳 女性 骨格性開咬
24歳の 女性です
「 噛めないので、治してほしい 」との事で来院されました。
何件かの歯科医院で相談をされたそうですが、どこに行っても「手術をしないと治せない」と言われたそうです。
正面から見たところです。 噛んでいます。
奥歯は接触していますし、口を開けている訳ではありません。
とにかく 噛めないとの頃、この状態では噛めないですよね~
どうやって食事をされているのか、とても不思議に感じます。
28本の歯のうち、奥歯6本しか噛んでいません。
22本の歯が噛むこともできず、宙に浮いている訳です。
高校を卒業されたころから急に開いてきたそうです。
骨格的な 開咬の状態で、顎が下方向に 開いてしまっています。
骨格が開いていますので、下顔面が縦に長くなっています。
顔が間延びしてしまい、横顔のバランスが良くありません。
口が大きく開いていて、閉じられません
(写真の使用にはご本人の承諾を頂いています)
「噛めない」ので、「噛まない」、「噛まない」から、筋力が低下してさらに「噛めなくなる」
まさに、悪循環です。
(筋力低下と舌の癖による顎の骨の変形が見られます)
また、開いた歯の隙間に舌を入れることによって、さらに開いてきている状況です。
筋力の低下が著しく、口もとが緩んでいる印象を受けます。
(写真の使用にはご本人の承諾を頂いています)
噛む筋肉が弱いため、頬に力が入りません。
お顔は 不自然に面長(おもなが)で、縦に伸ばされたような状態です。
(写真の使用にはご本人の承諾を頂いています)
口もとが緩い印象を受けます。(年齢的にも頬に張りがなさすぎます)
表情に力が入りません。目にも力が入っていません。
「手術しないで、噛めるように 治してほしい 」との事です。
色々な歯科医院で相談をしても、どこに行っても「手術しないとムリ」と言われて怖くなっていたそうです。
矯正治療の開始です。 咀嚼筋のトレーニングも同時に行いました。
治療開始5カ月です。歯が並んできたので一時的に開いているようにみえます。
治療開始9カ月後です。筋肉のトレーニングとゴムかけの効果が出てきています。
ご本人の努力の賜物です。
2020年11月17日にスタートして、2022年5月20日に終 了しました。
治療期間は19か月でした。
下の写真は治療終了後6か月時点のものです。
治療後半年経過しても、舌と筋肉のトレーニングの成果で、開いてきていません。
しっかりと、噛みあって閉じています。
下顔面の長さも、適正になりました。
顎が閉じる方向に回転して、綺麗に開咬が治っています。
筋力が強化されたため、頬に張りがでました。
下顔面が 適正な長さになり、横顔のバランスが 整いました。
筋力が向上したことで、しっかりと、噛めるようになりました。
表情に 豊かさが出て、しっかりと笑えるようになりました。
下顔面の長さが短くなり、お顔のバランスが良くなりました
頬に張りがでました。 目にも力が入るようになりました。
不自然に面長(おもなが)な印象はなくなり、バランスのとれたお顔になりました。
ご本人の努力もあり、無事に手術なしで綺麗に治すことができました。
ありがたいことです
24歳 女性 骨格的要因を伴う 開咬症 治療期間19か月 唇側矯正装置(ホワイトワイヤー)を使用した非抜歯治療 参考治療費 約67万円(消費税込み73万円) (精密検査から終了まで) 矯正治療に伴う副作用の歯肉退縮、知覚過敏、失活、歯根吸収などは認められませんでした。
投稿日 : 2023年05月02日(火)
カテゴリー : 開咬症[噛んでいない]
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