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28歳 女性「 口ゴボ を治してほしい 」 17か月(上下顎前突症)
28歳の 女性です。
「 口ゴボ を治してほしい 」との事で来院されました。
ぱっと見、歯ならびはキレイで問題がなさそうに見えますね。
ところが、横から見ると
前歯が かなり出ています。 ”出っ歯” の状態です。
上下の歯は前に傾斜して、顎の骨ごと前に傾斜しています。
なぜでしょう?
今回の場合、原因は2つ考えられます。
1つ目は、歯の1本、1本が大き過ぎるため、前に押し出されて 歯ならびが、前後に長くなっていること。
2つ目は、舌で歯を習慣的に触っていたこと(治療と同時に舌のトレーニングも行います)
通常よりかなり歯ならびが 前後に長いです。
この影響で ”出っ歯” になっていています。
このため、口もとが出ていて、あごが 無いように見えます。
かなり、口が閉じにくいそうです。厳密にいうと口は閉じきれていません。
レントゲン写真を見てみると、
上の歯が それぞれ前方に大きく傾斜して、前に押し出されています。
E-ラインからも上下口唇が出てしまっています。
横顔を見てみると、
上下の口唇が 突出しています。歯によって唇が押し出されている影響です。
(お顔の写真の使用にはご本人の承諾を頂いています)
あごが 無い状態です。
上下の口唇が前に飛び出しているため、鼻が低く見えてしまいます。
典型的な ”口ゴボ” の状態ですね。 「口もとを下げて欲しい」との事でした。
正面から見た時の、口もとの出っ張り感も気になります。
(お顔の写真の使用にはご本人の承諾を頂いています)
力を入れないと、いつも歯が見えて口が閉じきれません。
力を入れて口を閉じているため、下あごにシワ(緊張感)が目立ってしまいます。
前歯の傾きが 大きいため、口もと(鼻の下、下唇)が出っ張っています。
「口もとを下げたい、”口ゴボ”を 直してほしい」との事でした。
前歯の 傾きによって、”出っ歯” になっています。
(お顔の写真の使用にはご本人の承諾を頂いています)
写真よりも実際は前歯が出ている感じがあり、歯を見せて笑いにくいとの事です。
「”出っ歯”も治してほしい」との事です。
叢生を伴う 上下顎前突症です
”口ゴボ”と、”出っ歯”を治すために上下顎左右の小臼歯抜歯を行い、前歯を後方に移動させました。
2021年の11月22日にスタートして 、2023年の4月24日に 終 了 しました。
治療期間は17か月でした。
抜歯を行ったことで、前歯が下がり、上顎の前後的な距離が適正になりました。
同じように 下あごも、抜歯の空隙に歯を移動することにより前後的な距離が短くなり、適正な長さになりました。
上下の顎が適正な長さになった、この効果で上下の前歯が下がりました。
治療前後で前歯の傾斜がかなり改善しました。
レントゲン写真で確認しても上下の前歯は 大きく下がり、
前に飛び出していた上下の前歯の傾きが正常化しました。
上下の口唇もかなり下がりました。
口もとの飛び出した感じもなくなり、鼻の下、下唇の形が整いました。
歯ならび が変化したことで、口唇が大きく変化しました。
上下の口唇が大きく下がり、あごのラインが綺麗になりました。(あごが できました。)
口もと の出っ張り感が 解消され、自然に お口が閉じられるように なりました。
口もとが上下ともに下がった効果で、鼻が高くなったかのように見えますね。(鼻の高さは変わりません)
”おとがい”の緊張感も解消し、口もとの ”もっさり感” が解消しました。
自然に口が閉じられるようになり、
口もと(鼻の下、下唇)の出っ張っている感じが解消しました。
口もとが 下がり、”口ゴボ” ではなくなり、スッキリとした印象のお顔になりました。
ご本人もたいへんに満足され、喜ばれていました。
素敵な笑顔になりました! (#^.^#) 自信をもって思いっ切り笑ってください。
ありがたいことです。
28歳 女性 叢生を伴う 上下顎前突症 治療期間17か月 唇側矯正装置(ホワイトワイヤー)を使用した上下顎第一小臼歯抜歯治療 参考治療費 約67万円(消費税込み73万円) (精密検査から終了まで) 矯正治療に伴う副作用の歯肉退縮、知覚過敏、失活、歯根吸収などは認められませんでした。
投稿日 : 2023年07月03日(月)
カテゴリー : 上下顎前突症[口元のもっさり感]
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